いつも8人のお孫さんを連れてお参りに来てくれる〇沢家。今年は一番上のお姉ちゃんが北海道外で就職しているため帰省できず、今年はお寺へお参りに来られませんでした。
そこで出てきたツールがLINEのテレビ電話。
「みんなでお寺に来てるよー。ほら、みんないるよー。」
「ほんとだ。みんないる。」
「お寺さんもいるよー。」
と、私も映してもらいました。
「あ、ほんとだ。お寺さんだ。こんにちはー。」
「〇〇ちゃん、こんにちは。お仕事がんばってねー。」
「はーい、がんばりまーす。」
電波が悪く途切れ途切れでしたが、去年よりまた少し大人になった〇〇ちゃんの顔を見れて私も嬉しくなりました。
そしてその後は、読経の間もテレビ電話で中継です。お参りのあいだ、〇〇ちゃんはずっと電話のむこうで一緒に手を合わせてくれていたようでした。できれば帰ってきてみんなで一緒にお参りしたかったけど、仕事で都合がつかなかったんですね。離れているけど一緒に時間を共有できた気がしました。
最近、「インターネット墓参り」という、お墓の写真を自宅のパソコンに映してくれてその画面を見ながらお参りするサービスがあります。実は私はそれにはあまり賛成できなかったのですが、今日テレビ電話で一緒にお参りをしたことで少し考え方が変わりました。ネット墓参りは、いろんな理由でお墓参りに足を運べない人がそのときできる「お墓参り」なんですね。お参りしたいという気持ちがいちばん大事なので、こういうのもいいかもしれません。ネット墓参りを利用する施主さんは「面倒だからネットですましちゃえ」というような気持ちではないように思いました。お参りしたいけど、行くことができない。でも、なんとかお参りしたい。そんな施主さんは、足を運べるときには必ず来てくれますよね。そんなふうに思いました。
お盆にお寺で留守番をしていると、いろんな素敵な場面に出会えます。
それについては、また次のブログで。
もしインスタグラムやってたらフォローしてくださいね☆
真言院faceboookページもよろしくお願いします☆