少し前の話ですが、図書館でふと目に入ってきて借りた本。 救命―東日本大震災、医師たちの奮闘― 作者: 海堂尊 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2012/02/24 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 自らも被災者でありながら、自らも遺族でありなが…
TwitterやInstagramで話題の「100日後に死ぬワニ」という漫画を知っていますか?2019年12月12日から毎日1話ずつ更新されている4コマ漫画です。 例えば12月22日のこれ。 おそらく年末のM-1グランプリを見ているところです。本当に何気ない日常が描かれている…
先日、こんな質問をいただきました。これまで私のまわりにいたキリスト教に関わる人たちのことを思いだしたのでその人たちについて書いていきたいと思います。 宗教コンボの友人 高野山大学に通っていたとき、私と同じくお寺の一人娘の友達がいました。彼女…
先日(と言ってもけっこう前ですが)、クラス会に行ってきた母が、 「みてみて、この箸袋。名前と日付が入ってるんだけど。おばちゃん大喜びでみんな持って帰ってたんだけど、うちのお寺もこういうの作れないの?」 と、下の写真の箸袋を持ってきました。 「…
昨夜、私が留守をしていたときに、「ブログを読みました」という方からお寺に電話が来たそうです。電話を受け取った母はお寺の公式ホームページさえも見たことがないくらいなので、このブログにどんなことが書かれているのかまったく知りません。ですので、…
先日、他の宗派の若さんとお話ししていたとき、ある若さんが、 「僕、お参りに行った先にお子さんがいたとき、かわいい消しゴムをあげています。『一緒にお参りしてくれてありがとう』って。」 と教えてくれました。 実を言うと、私もお盆の期間だけお菓子を…
もう10年以上前のこと、私が高野山での修行に入るちょっと前のことです。 その日私は修行で使う衣や経本、身の回りのものなどを準備していました。 「念珠は梅か榧(かや)だって。なかったら買えるみたいだけど。ある?」 と亡き父に訊ねました。 すると父…
お寺でこんなの始めます。 あんまり言いたくなかったのですが、私、通信教育で「ボールペン字」を始めてもうすぐ1年になります。練習をお休みしていた期間もあるので、ちゃんとやっていたのは9か月分くらいなのですが。 僧侶になると「字が綺麗なのが当た…
私の友達の話です。彼女は18歳のとき、お姉ちゃんを亡くしました。彼女はお姉ちゃんの形見にもらった指輪をいつもつけていました。 ある日、彼女は車を運転中に交通事故に遭いました。幸い怪我はなく無事だったのですが、気が付くと指につけていたはずのお姉…
お寺にとって非常に悩ましい問題のひとつ、跡継ぎ問題。 先日、お坊さんが集まる会議と懇親会があり、懇親会の席にて小学生の男の子を持つパパさん住職さん方が「兄弟のどちらが跡をとるのか、本当にどちらかがとってくれるのか、跡取りを育てるのは難しいね…
さっそくこのブログで使わせてもらっていましたが、このたび、イラストエッセイストの志乃さんに私の似顔絵を描いていただきました♪ 【キャラまで伝わるゆるい似顔絵】がコンセプトということで、好きなものや趣味などを聞かれて、「趣味…?好きなもの…?」…
今日は父である前住職の命日です。父が亡くなったのは平成21年だったので、あれから9年が経ったことになります。 父が亡くなったときのことはいまだに檀家さんに言われます。 「あのとき住職は修行中でな、修行中は親の葬式にも出られないんだもんなあ。厳し…
職業柄なのかもともとなのか、「いかに生きるか」というテーマの小説があると読んでみたくなります。この本は、たまに立ち寄る本屋さんの売れ筋コーナーで見かけて、気になったので買って読みました。 「余命10年」という、長いのか短いのかどちらともいえな…
↓↓↓ 水子供養ページできました ↓↓↓ 水子供養のご案内|金胎山真言院|高野山真言宗|真狩のお寺 久しぶりのブログ更新です。だいぶんさぼっていました。 さぼっている間に何をしていたかというと、 「水子供養について考えていました」 水子とは、流産・死産…
最近、万年筆にはまっています。 手持ちの万年筆は5本。 書類などにも使える「黒」と「ブルーブラック」以外のカラーインクが5色。 「こんなに使う機会あるの?」と夫に言われましたが、まさしくその通り。誰か手紙を書く相手はいないかなと考えてみましたが…
ストーリー① 「再会」 お寺ですれ違った男性2人。 お互い不思議そうに振り返って目を合わせて、 A「え、なんか、見たことある顔なんだけど?」 B「俺もなんか見たことある…」 A「すいませんが、お名前は…?」 B「〇〇…」 A「〇〇!? うそだろ? オイ…
いつも8人のお孫さんを連れてお参りに来てくれる〇沢家。今年は一番上のお姉ちゃんが北海道外で就職しているため帰省できず、今年はお寺へお参りに来られませんでした。 そこで出てきたツールがLINEのテレビ電話。 「みんなでお寺に来てるよー。ほら、みん…
尼僧の住職さんって珍しいですよね? どのくらいいるんですか? 私もよく聞かれるのですが、わかりません。 『全国尼僧の会』とかがあるわけではないので。 しかし、最近、私のまわりでは尼僧が少しずつ増えてきているような気がします。 今日もそのニュース…
私のお気に入りの「修多羅(しゅたら)」をご紹介します。 まず、「しゅたら」とは、 コレのことです。 「しゅたら」はサンスクリット語「スートラ」のことで、「スートラ」は経典などを意味します。袈裟の背中側、左肩からぶらりと垂れ下がっているこの組紐は…
先日、尼僧仲間と話し合った寺報コラボ企画の第一弾記事が少し形になってきました。うちのお寺の寺報7月号に載せるものですが、こちらで先行公開しちゃいます。 まず初回はプロフィールだよね!ってことで二人でプロフィールを作りました。 項目を二人でいっ…
癌患者を専門としている在宅緩和ケアのドクターがtwitterでこんなことを言っていました。 90歳以上になり数年かけて弱っていき、認知症すこし手前で死なない限りは「大往生」とは言われない。「いい人生だった」とも言って貰えない。数%もいないだろうが、日…
昔から我が家のピアノを調律しに来てくれる調律師さん。 代金を支払うときには、お釣りを必ず綺麗な紙幣で返してくれます。 銀行へ行けば、手数料はかからずに新札を用意することができます。 でも、両替や持ち運びの手間を考えると、なかなかできることでは…
冬にあった法要のあと、檀家さんからお寺に電話が入りました。 「お念珠を落としてしまったようなんだけど、お寺にありませんか?」 どのような念珠だったのかを尋ねてみると、紫水晶のとても立派な念珠だったことがわかりました。「前の住職と一緒に買った…
たいへんご無沙汰しておりました。 子供が三人になったら急に一日の時間が短くなりました。特にここ最近は末っ子の後追いやイタズラも激しくなってきたため事務仕事の時間もパソコンの時間も取れずにいました。仕事用机は整理されていない書類の山です。。。…
うちのお寺では庫裏の一部屋を使って学習塾をしています。お寺で塾というと「寺子屋だね」と言われますが、寺子屋感はほとんどありません。夫婦ともに元塾講師だった経験を生かしての個別指導塾です。だってわたし、習字とか教えられないし… 教室の中はこん…
一切衆生悉有仏性-いっさいしゅじょうしつうぶっしょう- ⇒生きとし生けるものはすべて生まれながらにして仏となりうる素質をもつということ これはお大師さま、空海のことばです。 お大師さまは「わたしも仏、あなたも仏、動物も、草木も、この世にあるも…
僧侶の姿をしていると、周りの人に見られているなと気になります。おそらく私の気にしすぎではなく、実際に多少は注目をされていると思います。見知らぬ方がドアを開けてくれたり、順番を譲ってくれたり、たまに「あ、坊さんwww葬式??www」みたいな声が聞…
「朝起きたらお仏壇に炊きたてのごはんと、 お水またはお茶をお供えしましょう。」 そう言いますが、我が家の朝はパンです。 ご飯は炊きません。 「えぇー?お寺なのに??」という声が聞こえてきそうですが、期待に添えずごめんなさい。お寺の住職ですがパ…
12月になると子供達に向けられるこの質問。 「〇〇ちゃん、サンタさんには何をお願いするの??」 でも、お寺である我が家の場合、 「あっ…〇〇ちゃんの家はお寺だから…サンタさんは来ないの…かな?」 と、質問をしてくれた相手に気まずい思いをさせてしまう…
9月8日放送の「今これを伝えたい!ピンポイントアカデミー大賞」で芸人の小藪千豊さんがお釈迦さまの誕生日「花まつり」について熱く語ってくれました。小藪さんありがとう! 12月25日はクリスマス、2月14日はバレンタインデー、10月31日はハロウィン、じゃ…