先日、「寺族婦人会」の会議があり、出席してきました。寺族婦人会とはお寺の奥さん方の集まりなのですが、住職である私もそれに入会しています。お寺にとって住職の存在が大事なのは言うまでもないのですが、住職の留守中にお寺を守らなければならないので、奥さんの役割は非常に重要です。来客の対応、行事の準備、檀家さん方との関わり…奥さん方はみなさん、住職と同じくらいお寺に尽くしています。お寺の奥さんってスゴイです。
今、うちのお寺は68歳の母が "お寺の奥さん" の仕事をしてくれていますが、(母が動けなくなったらうちのお寺はどうなっちゃうんだろう…ア、ア、ア……)という不安がいつも私の心の中にあったりします。いずれ私は "住職" と "お寺の奥さん" の二足の草鞋を履かなきゃならないんです。どうなるんだろう、ハハハ…。
ま、それはおいといて。
お寺の奥さんというとどのような人を想像されるのでしょうか?私はお寺で生まれ育ったので、母親が"お寺の奥さん"です。だから、世間の方がお寺の奥さんに持つイメージがどんなものなのかよくわからないのです。
「お寺の奥さんってもっとお高くとまっているのかと思ってたけど、全然そんなことなかったのね。」
これは、うちの母が仲良くなった檀家さんから言われた言葉だそうです。きっと、お寺の奥さんってそういう風に思われているんでしょう。お寺の奥さんにもいろいろいます。お寺とは全然関係ない家で生まれ育ち、お寺に嫁いできた人。もともとそのお寺の生まれで、婿をもらってお寺を継いだ人。お寺に生まれ育ち、他のお寺に嫁いでいった人。いろんなお寺の奥さんがいますが、きっと皆さんが思うよりも普通の人だと思います。
普通の人だと言っておきながら、ひとつだけ、私が持っているお寺の奥さんのイメージを発表するならば…
「強い人」
が多いかな。
ハキハキした人が多いような気がするし、おとなしく見える人であっても芯の強さがあります。きっと、強くないと住職を支えお寺を守ることはできないんだろうなぁ。
ちなみにうちの母は一般家庭で生まれ育ちお見合いしてお寺に嫁いできた人です。おとなしいですが、超頑固です。
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