お盆はご先祖さまの霊がおうちへ帰ってくるときといわれます。
13日のお盆の入りに迎え火を焚きご先祖さまを迎え入れ、16日にご先祖さまを送り出します。灯籠流しの "灯籠" はご先祖さまが乗ってあの世へ戻るための "舟" のようなものです。
真言院でも数年前まで灯籠流しを行っていました。私が小学生の頃からずっと続いていて、たくさんの灯籠が川を流れていく様子はとても幻想的でした。残念ながら環境問題の関係で続けることができなくなってしまったのですが、真狩村のブログと絵本で灯籠流しの歴史を残すことができました。
灯籠流しの絵本は、去年描いてもらったものです。当ブログにも記事があるので読んでみてください^^
また、真狩村のブログでは写真も残っています。私の父である前住職と、まだ僧侶になるつもりの無かった頃の私もチラリと映っています。
灯籠流しはほんとうに綺麗でした。光が流れていく様子を見ていると、しみじみと切ない気持ちになりながらも、ご先祖さまに別れを告げて「明日からもまたがんばろう」と思えました。今も灯籠流しを続けているところはぜひ続けてほしいし、見たことのある方はその光景を忘れないでいてほしいなと思います。