4代目住職、尼僧です!

33歳で3児の母、ゆるりゆるりと住職やってます

「礼を尽くす」ってこのことかなって思えた、3人の身近な方々の話

昔から我が家のピアノを調律しに来てくれる調律師さん。
代金を支払うときには、お釣りを必ず綺麗な紙幣で返してくれます。

銀行へ行けば、手数料はかからずに新札を用意することができます。
でも、両替や持ち運びの手間を考えると、なかなかできることではないな、と。

 

お寺に1,2ヶ月に一度お参りに来る檀家さん。
車で2時間ほどかけて来るのですが、お寺に来るときはいつも車がピカピカです。

北海道の冬は、真っ白な雪に囲まれた地もありますが、都会などでは雪が溶けて路面はグチャグチャです。その中を走れば車は真っ黒に汚れてしまうはずなのに、冬でも汚い状態の車で来たことが一度もありません。

近くのガソリンスタンドで洗車をしてからお寺に来ているのでしょう。
帰りにはまた汚れてしまうのに。なかなかできることではないな、と。

 

今はもう亡くなってしまいましたが、古い檀家さんのおじいちゃん。
ご自宅の仏壇でお経を読んだあとのお布施は、必ず後日にお寺まで納めに来ていたそうです。5kmほど離れたご自宅からお寺に歩いてきては、必ず門の外で帽子を取り、首に巻いた手拭いを外してから境内に入り、本堂の前で深く一礼をしてからお寺に入ってきていたそうです。

いつもいつも、必ず。誰が見ているわけでないのに。
なかなかできることではないな、と。

 

これをやらなかったからって失礼と言われることはないし、誰に何を言われるわけではないだろうけど、でもしっかりと「礼を尽くす」。態度や行動の一辺から、相手を敬う気持ちが伝わってきます。

 

さて。
私にできる「礼を尽くす」ことって、なんだろう。
まずは、人との関わりのひとつひとつを丁寧に。

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調律を終えたときに調律師さんが弾いてくれる短い曲がいつも素晴らしくて、今日もうっとり。