4代目住職、尼僧です!

35歳で3児の母、ゆるりゆるりと住職やってます

尼僧が水子供養について考えた

久しぶりのブログ更新です。だいぶんさぼっていました。

さぼっている間に何をしていたかというと、

 

水子供養について考えていました」

 

水子とは、流産・死産や人口妊娠中絶などにより産声を上げることができなかった赤ちゃんの霊のこと。私が僧侶になってから約7年の間にも何件か相談があって水子供養をさせていただきました。その中には、「何年も前に流産した子が気になっている」という方もいて、流産・死産・中絶をしたそのときには供養の相談を言い出すことができず、後々もずっと気になっている方もいるのかもしれないなと思いました。

 

私自身、流産などはなく無事に3人の子供を産むことができたのですが、妊娠出産の経験があるからお腹の中に宿る命の存在がいかに大きいかはわかります。その子を亡くした、産んであげることができなかった苦しみも少しは想像できます。

 

だからこそ、丁寧に水子の供養をしてあげたいな、と。

 

そして、私の想像ですが、水子を持ったお母さんのほうも、きっと罪悪感のようなものをずっとずっと抱えて生きているような気がします。

初期の流産は私たちが思っているよりもかなり多く、そのほとんどが染色体異常などで赤ちゃん自身が育つことができずに流産してしてしまったものと聞きます。だからお母さんはまったく悪くありません。ですが、「あのときの〇〇が悪かったのかも」「〇〇してあげていれば産むことができたのかも」などと自分を責めてしまう人もいるそうです。すごくわかります。妊娠すると、不安がたくさんで、特に初期の胎動を感じる前は「お腹の赤ちゃんは元気かな」「大丈夫かな」と1ヶ月に一度の検診が楽しみと不安が入り混じった気持ちでとても待ち遠しいものでした。お母さんは悪くないと言われても、なにか自分に原因があったんじゃないかと思う気持ちはよくわかります。

中期以降、胎動を感じてからの死産は、ものすごく辛いことだろうなと少しは想像できます。お腹の中の赤ちゃんは、顔を見ていなくても声を聞いていなくても自分の子でとても愛らしい存在です。こうして誰よりも近い場所でいつも一緒に生きていた子を失うのは、とてもとても辛いことだと思います。そして、苦しい思いをして産み、普通の赤ちゃんよりもだいぶ小さいけれどちゃんと人間の形をして可愛い顔をした赤ちゃんの顔を見ることもできたのに、その赤ちゃんは生きていない、生きていくことができないという現実を目の前に突きつけられる苦しみは、たぶん想像を遥かに超えるものだと思います。(今、想像だけで泣きそう)

そして、中絶は、母体や胎児の身体の事情、経済的や社会的ないろいろな事情があると思いますが、中絶を好んでする人はいないと思います。最後の決断するのは自分だという苦しみが大きいと思います。もしかしたらこれが一番辛いのかもしれない。でも、それは赤ちゃんが生まれてきたあとのことを考えての、赤ちゃんの幸せを願っての決断なんですよね。責めちゃいけない。

 

私が思う水子供養は、赤ちゃんの幸せを願うことだと思っています。 

私は、そのような辛いお別れを経験した方には、水子供養を通じてお別れした赤ちゃんをずっと忘れずにいてあげてほしいと願っています。それは辛い過去を「背負う」ということではなく、ご自身を護ってくれる可愛い水子の霊と「ともに生きていく」ということです。

水子の霊の幸せのために、またお母さん自身の幸せのために、水子供養をしてほしい。一緒にさせてほしい。そんなふうに思っています。

 

 

たぶん、うちの檀家さんの中にも、言えずに抱えてしまっている方がいるんじゃないかと思います。だから、「うちでは水子供養やってますよ」「水子のことでお悩みなら相談してくださいね」などと、普段から言っておくことが必要だなと感じました。

 

書きなぐってしまったので読みにくい文章になってしまいましたが、そんなことを最近考えていました。現在、檀家さん配布用のパンフレットを作ったり、ゆくゆくはホームページなどにも載せて様々な事情でお参りに行けない方の供養も受け付けられるようにしたいなと思っています。

 

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境内にある水子地蔵の像。

こどもたちを護ってくれるお地蔵さまです。

 

 

 

 

三児の母住職が書いた、妊娠出産にまつわる話です。

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