12月になると子供達に向けられるこの質問。
「〇〇ちゃん、サンタさんには何をお願いするの??」
でも、お寺である我が家の場合、
「あっ…〇〇ちゃんの家はお寺だから…サンタさんは来ないの…かな?」
と、質問をしてくれた相手に気まずい思いをさせてしまうこともあります。クリスマスはキリスト教の神イエスキリストの誕生日、そして子供達にプレゼントを配ってくれるサンタクロースとはキリスト教の聖職者。だからお寺ではクリスマスなんてやってはいけないし、プレゼントももらえないんじゃないか、もしかしたら「うちはお寺ですから!」なんて怒らせてしまうのでは?などと気を遣わせてしまうようです。せっかく楽しい話題を振ってくれたのになんだか申し訳ない…。
Q.お寺なのにクリスマスをしてもいいの?
お寺によって、というか、その家庭によって様々な考え方があると思いますが、仏教寺院である我が家でも、普通の家庭と同じようなクリスマスをしていると思います。
去年はマスキングテープでクリスマスツリーを作りました。
当時2歳と4歳だった子供達に自由に折り紙等を貼られてコンセプトがわからないものになってしまったのはご愛敬。
ケーキも買ってお祝いしました。
誕生日だもん。めでたいじゃない。
祝ってあげてもいいじゃない。
ちゃんとお釈迦さまの誕生日も祝ってるし!!!
Q.お寺にもサンタクロースは来るの?
キリスト教の聖職者であるサンタクロースは仏教寺院である我が家にもちゃんとやってきます。
まず、サンタクロースについて、一番好きなのはこのお話。
今の時代、サンタクロースがすべての子供のもとを回ってプレゼントを届けるのは無理な話。煙突はないし玄関に鍵はかかっているし。だからいろんな人がサンタさんのお手伝いをしながら、みんなのもとにプレゼントが届くんだよ。というわけ。
そして最後には、みんなもいつかこうしたサンタさんのお手伝いをすることがあるかもしれないから、そんなときには子供たちの笑顔のためによろしくね、と締めくくられています。素敵なお話ーー!!!
そして、私が思うには、聖職者ともあろうお方が「この家はキリスト教徒だからプレゼントをあげる」「この家は仏教徒だからプレゼントはあげない」などと宗教差別をするはずがない。なので、うちにもちゃんとサンタクロースはやってきて子供達にプレゼントをくれます。ただしうちに来るサンタクロースはリクエスト方式をとっていないようですけどね。
ということで、私は。
宗教は違うけど、聖職者の一人として、
サンタクロースの考え方に賛同し、
協力します!
というわけで、我が家はお寺ですがこんな感じでクリスマスもするし、サンタさんも来てくれます。一応言っときますが、お釈迦さまの誕生日は「花まつり」という法要を行い盛大に祝っていますよ。
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