私の友達の話です。彼女は18歳のとき、お姉ちゃんを亡くしました。彼女はお姉ちゃんの形見にもらった指輪をいつもつけていました。
ある日、彼女は車を運転中に交通事故に遭いました。幸い怪我はなく無事だったのですが、気が付くと指につけていたはずのお姉ちゃんの指輪が失くなっていました。車の中を懸命に探しても指輪は見つかりませんでした。指輪が失くなったのはショックでしたが、そもそも指に嵌めていた指輪が事故の衝撃で抜けるということが不思議なことだし、「お姉ちゃんが護ってくれたんだ」と受け止めることができました。
そして数か月後のある日、失くしていた指輪が急に姿を現しました。運転席のドアを開けたところに引っかかってぶら下がっていたのです。でもそこはドアを開けなければ指輪が入るはずのない場所で、ぶつかった衝撃で指輪が抜けたとしても、ひっかかるはずがない場所でした。
今まで必死に探しても見つからなかった指輪が急に自分のところに戻ってきて、嬉しい気持ちと驚いた気持ちになりました。指輪が見つかったその日はお姉ちゃんの命日で、お墓参りに行った帰り道だったのだそうです。
とても不思議な話じゃありませんか?
偶然といえば偶然なのかもしれませんが、彼女は「お姉ちゃんが事故から護ってくれた。お墓参りに行ったからお姉ちゃんが戻ってきてくれたとしか考えられない」と話していました。私もその話を聞いてそのように思いました。
身近な人が亡くなったとき、目には見えないなにか不思議な力が生きている私たちを助けてくれたり支えてくれたりすることがあるようです。彼女はお姉ちゃんの指輪に護られていると信じていました。
身近な人を亡くした人とお話ししていると、このような話を度々聞きます。信じる人だけが信じていればいい話です。目には見えない不思議な力、私はあると思っています。
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