これまでの私の話をしてみよう
今日はこれまでの私の足取りについての話をしてみよう。いつものブログとは文体が異なるが、それは自分自身の話をするので少し気恥ずかしい思いがあるためなのでご容赦いただきたい。
どうして僧侶になったのか。どうして住職になったのか。よく訊ねられる。「だって、お寺に生まれちゃったんだもん」という話は以前のブログで話したが、お寺に生まれた娘はお寺の奥さんとしてお寺を継ぐことはあっても、女性が住職になるのは一般的ではない。私も自分は将来お寺の奥さんになるものだと子供の頃からずっと思っていた。それなのにどうして自分が住職になろうと思ったのか、意を決して正直に言えば、なりたくてなったわけではない。私はずっと自分がお寺生まれであることをあまり好ましく思っていなかった。できれば普通の家に生まれたかった。しかし、そんな私がどうして住職になることを決めたのか、そのあたりも今回は明かしていこうと思う。
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