2017-01-01から1年間の記事一覧
職業柄なのかもともとなのか、「いかに生きるか」というテーマの小説があると読んでみたくなります。この本は、たまに立ち寄る本屋さんの売れ筋コーナーで見かけて、気になったので買って読みました。 「余命10年」という、長いのか短いのかどちらともいえな…
↓↓↓ 水子供養ページできました ↓↓↓ 水子供養のご案内|金胎山真言院|高野山真言宗|真狩のお寺 久しぶりのブログ更新です。だいぶんさぼっていました。 さぼっている間に何をしていたかというと、 「水子供養について考えていました」 水子とは、流産・死産…
最近、万年筆にはまっています。 手持ちの万年筆は5本。 書類などにも使える「黒」と「ブルーブラック」以外のカラーインクが5色。 「こんなに使う機会あるの?」と夫に言われましたが、まさしくその通り。誰か手紙を書く相手はいないかなと考えてみましたが…
ストーリー① 「再会」 お寺ですれ違った男性2人。 お互い不思議そうに振り返って目を合わせて、 A「え、なんか、見たことある顔なんだけど?」 B「俺もなんか見たことある…」 A「すいませんが、お名前は…?」 B「〇〇…」 A「〇〇!? うそだろ? オイ…
いつも8人のお孫さんを連れてお参りに来てくれる〇沢家。今年は一番上のお姉ちゃんが北海道外で就職しているため帰省できず、今年はお寺へお参りに来られませんでした。 そこで出てきたツールがLINEのテレビ電話。 「みんなでお寺に来てるよー。ほら、みん…
尼僧の住職さんって珍しいですよね? どのくらいいるんですか? 私もよく聞かれるのですが、わかりません。 『全国尼僧の会』とかがあるわけではないので。 しかし、最近、私のまわりでは尼僧が少しずつ増えてきているような気がします。 今日もそのニュース…
私のお気に入りの「修多羅(しゅたら)」をご紹介します。 まず、「しゅたら」とは、 コレのことです。 「しゅたら」はサンスクリット語「スートラ」のことで、「スートラ」は経典などを意味します。袈裟の背中側、左肩からぶらりと垂れ下がっているこの組紐は…
先日、尼僧仲間と話し合った寺報コラボ企画の第一弾記事が少し形になってきました。うちのお寺の寺報7月号に載せるものですが、こちらで先行公開しちゃいます。 まず初回はプロフィールだよね!ってことで二人でプロフィールを作りました。 項目を二人でいっ…
癌患者を専門としている在宅緩和ケアのドクターがtwitterでこんなことを言っていました。 90歳以上になり数年かけて弱っていき、認知症すこし手前で死なない限りは「大往生」とは言われない。「いい人生だった」とも言って貰えない。数%もいないだろうが、日…
昔から我が家のピアノを調律しに来てくれる調律師さん。 代金を支払うときには、お釣りを必ず綺麗な紙幣で返してくれます。 銀行へ行けば、手数料はかからずに新札を用意することができます。 でも、両替や持ち運びの手間を考えると、なかなかできることでは…
冬にあった法要のあと、檀家さんからお寺に電話が入りました。 「お念珠を落としてしまったようなんだけど、お寺にありませんか?」 どのような念珠だったのかを尋ねてみると、紫水晶のとても立派な念珠だったことがわかりました。「前の住職と一緒に買った…
たいへんご無沙汰しておりました。 子供が三人になったら急に一日の時間が短くなりました。特にここ最近は末っ子の後追いやイタズラも激しくなってきたため事務仕事の時間もパソコンの時間も取れずにいました。仕事用机は整理されていない書類の山です。。。…
うちのお寺では庫裏の一部屋を使って学習塾をしています。お寺で塾というと「寺子屋だね」と言われますが、寺子屋感はほとんどありません。夫婦ともに元塾講師だった経験を生かしての個別指導塾です。だってわたし、習字とか教えられないし… 教室の中はこん…
一切衆生悉有仏性-いっさいしゅじょうしつうぶっしょう- ⇒生きとし生けるものはすべて生まれながらにして仏となりうる素質をもつということ これはお大師さま、空海のことばです。 お大師さまは「わたしも仏、あなたも仏、動物も、草木も、この世にあるも…
僧侶の姿をしていると、周りの人に見られているなと気になります。おそらく私の気にしすぎではなく、実際に多少は注目をされていると思います。見知らぬ方がドアを開けてくれたり、順番を譲ってくれたり、たまに「あ、坊さんwww葬式??www」みたいな声が聞…