「お経をなかなか覚えられないんだけど、どうしたら覚えられますか?」
「どのお経を覚えたらいいですか?」
よく聞かれるのですが、私は高野山での修行中、こう教わりました。
「経は読むべし」
お経は覚えるものじゃない。経本を見ずに読んで、もしも間違えたり途中を飛ばしたりしてしまったら、お経の功徳が台無し。だからお経は経本を見ながら一字一字丁寧に読みなさい。と、いうことだそうです。
僧侶でしたらいくつかのお経は覚えていたほうがいいと思います。経本を持っていないときにもお経をあげなければならないこともありますから。しかし、毎朝お仏壇の前でお経をあげるときや、お寺やお墓にお参りに行くときなどは、経本を用意できるでしょうからそれを見ながら一字一字読むのが良いと思います。
私は普段のお勤めではいつも経本を開かずに般若心経を読みますが、おそらく200~300回に1回くらい間違えることがあります*1。50回に1回くらい(あれっ…今どこ読んでる!?)と不安になることがあります。とても良くないことだと思います。ですから、最近はたまに経本を開いて一字一字意味を思いながら読んだりしています。口だけで読むより、目からもお経が自分の中に入ってくるようで、ずっとありがたいです。
お経は覚える必要はありません。上手に読む必要もありません。経本を見ながら、一字一字丁寧に読みましょう。
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*1:それを多いと考えるか少ないと考えるか、判断はお任せします。笑