「朝起きたらお仏壇に炊きたてのごはんと、
お水またはお茶をお供えしましょう。」
そう言いますが、我が家の朝はパンです。
ご飯は炊きません。
「えぇー?お寺なのに??」という声が聞こえてきそうですが、期待に添えずごめんなさい。お寺の住職ですがパン派です。朝にご飯は炊きません。
そんな我が家、お仏飯はどうしているかというと、昼や夜にご飯を炊いたとき、一番のご飯を仏さまにお供えするようにしています。朝のお勤めのときにはお水とお茶(我が家は両方)をお供えします。
仏さまは午前中しか食事を召し上がらないそうなので、できれば午前中に、できれば朝一番にご飯をお供えするのが良いのでしょうが、大事なのは「自分たちがいただくものを、先ず仏さまに」の心だと思っています。朝一番だとしてもチンしたご飯は一番じゃないからNG。昼でも夜でも、ご飯が炊けたらまず仏さまに。うちではそのようにさせていただいています。
ところで、毎月お参りに行っているお宅で、お仏壇のお水の隣にはいつも金色の飲み物がお供えされているお宅があります。
「あれはビールですか?」
と聞いてみると、
「そうです、妻と毎晩晩酌をしていたので、今でも晩酌をするときには必ず一杯妻にと思ってお供えするんです。」
とおっしゃっていました。亡くなったあとも晩酌は変わらず一緒に。素敵なご夫婦だなあと思いました。
別のお宅では、10年以上前に亡くなった娘さんが生前使っていたマグカップで、毎朝コーヒーをお供えされているというところもあります。
大事なことは、
自分たちがいただくものを、先ず仏さまに。という心です。
実は去年から事情が少し変わりました。
子供が保育園にお弁当を持っていくようになったので1~2日に一度、朝にご飯を炊くようになりました。朝、炊き立てほかほかのご飯を仏さまにお供えし、お弁当箱につめています。ほかほかご飯はやっぱり美味しそう~♪ …といっても朝食は相変わらずパン派なんですけどね!
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